2011年6月26日日曜日

長野県松本市、飯舘村児童向けのサマーキャンプを実施へ

 現在、福島県から夏休み中だけでも、子どもをのびのびと過ごさせたいという要望が、たいへんな高まりを見せています。新聞報道も含め、しばらくこうした情報を中心に紹介することにします。

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信濃毎日新聞 長野県内ニュース6月21日版より
松本市が飯舘村児童の受け入れ内定 今夏「こどもキャンプ」

松本市は20日、東京電力福島第1原発事故で避難を余儀なくされている児童を夏に短期で受け入れる「こどもキャンプ」事業で、村全域が計画的避難区域となった福島県飯舘村からの受け入れが内定したと発表した。市が同村に打診していたのに対し、「何人送り出せるかは分からないが、(受け入れを)お願いしたい」と回答があった。

市危機管理室によると、菅谷昭市長が5月に同村を訪問した際に、菅野(かんの)典雄村長に受け入れたいと伝えた。菅野村長は即答しなかったが、17日までに、同村が児童を送り出す方針を電話で回答。18日に福島県を再訪した菅谷市長に菅野村長が「よろしくお願いします」と話した。

飯舘村教委によると、村内の小学校は隣の川俣町の学校の空き教室を借りて授業。「広いスペースは取れず、被ばくを防ぐため、教室の窓を開けない、登校時にマスクと帽子を着用する、と指導している。落ち着いて生活できない状態」という。キャンプでは「子どもたちが伸び伸びと、思い切り体を動かしてほしい」と期待している。

キャンプは小学校高学年を最大120人程度、全額松本市負担で受け入れる計画。村教委はこれから参加児童を募る。市は、飯舘村から来る児童数が決まってさらに余裕があれば、他市町村からの受け入れを検討する。

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