2011年8月10日水曜日

サマーキャンプ イン 戸隠
 手作りのアットホームなキャンプになりました

福島の渡邉興旨さんからのご紹介でつながった、長野県在住の常住さんが、戸隠でサマーキャンプを2日から7日まで実施されました。参加した子どもたちは、たいへん満足したようです(写真で見る、子どもたちの笑顔でわかります)。
以下、常住さんから寄せられた報告をご紹介します。

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野、戸隠在の常住(三重県伊賀出身)です。
「Summer Camp in 戸隠」は申し込みが無く、小諸のグループ(むぎ草工房=安藤しん子さん)からの要請を受け4人の小学生を受け入れる事になりました。
「ゴー!ゴー!わくわく キャンプ」の久保田さんがらみです。
8月2日~7日手作りのCampです。
突然の呼びかけにもかかわらず、多くの友人達がさり気無い支援をしてくれる事になりました。
Cafeとペンションのそれぞれで夕食の招待を、化石博物館の皆さんは化石採集体験プログラムを、安曇野の絵本美術館「森のおうち」はいせひでこ絵本原画展とお話の会を、友人達は夕食やお弁当の差し入れを、ケーキ屋さんはおやつとケーキの提供を、近所のおばぁちゃんは野菜の差し入れを・・・と心地よい善意に包まれています。
子供達の気持も親御さんのMailを通して感じられて、アットホームになっています。
プログラムも子供達の意見を聞きながら作っています。
詳細は月一ブログ http://blog.goo.ne.jp/tsunesannn 「つねさんの雑記帳」をご覧ください。
いろんな繋がりの中でどんどん輪が広がり「縁」を感じます。
きっかけを与えてくれた「ゴー!ゴー!わくわく」や「…支援する会」に感謝します。
また、結果報告します。
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(引き続き、続報です)
子供達が帰ったら、青空の広がる爽やかな高原になりました。
子供達が熱気を、そのまま持って帰ったかのようです。
小諸の子供達の中には、体調を崩す子もいて、1週間の長丁場は結構きついようでした。
幸い、戸隠の子供達は最後までパワー全開でした。
子供達は毎日プールでも良かったようです。
忍者屋敷、化石採集と続きます。
大人の(僕の)都合であちこち連れ回した事を反省しています。
子供達は、大人の都合にしっかり付き合ってくれたと思います。
やはり食事の献立に苦労した感があります。
野菜もそれぞれ好みが違うので、子供達はそれぞれ融通し合ってなるべく残さないようにしていました。
子供達はパンが好きだったようで、もっと早く気付いていれば良かったと・・・。
6年生の歩ちゃんがしっかりお母さん役を務め、一度もケンカや泣いたりすることもなく、おしゃべりが途絶えることなく続いて、DVDやビデオは一度も見る事が無かった。
歩ちゃんのお母さんは、みんなに公平で、つかず離れずと、大人が見習うべきお母さんぶりだった。
お陰で、僕はその点で何もすることが無かったので随分楽をさせてもらった
その分歩ちゃんは、家に帰るまで解放されないで、自分が楽しむことを我慢しているようで健気だった。
子供達はほとんど放射能の事は話さなかったが、それは意識的ではなく、いろんな遊びに熱中して、その話をしている暇が無かったのだと思う。
この子達が、どのような放射能被害が生じるのか全く分からない(誰も)状況、否応なしに受け入れざるを得ない状況、一生の問題として抱えなければならない状況をどのように理解していくのか、その時我々はどのようにサポートすればいいのか、しっかり考えねばならないと思う。
真実を包み隠さず伝えるとともに、万全の対処方を講じる事が大人の責任であろう。
お礼が最後になりましたが、
今回、お世話になった皆様、本当にありがとうございました。
子供達は子供達なりに、何かをつかみ、感じ取ってくれたと信じます。
頂いたカンパなどで大体を賄う事が出来ました。
それより何より、皆様のあたたかなお気持ちは必ずや子供達に届いているはずです。
ほんの束の間の避難(疎開)、どれ程の役に立つのかと言われれば応える言葉はありません。
ましてや、大人の理論で進められる「善意」のキャンプ、マスターベーションと言われても仕方のない部分もあります。
でも、束の間だろうがマスターベーションだろうが、一人でも一日でも、子供達が放射能汚染から逃れられる状況を作る事の積み重ねに、今後も手を貸してゆきたいと思っています。
また、突然協力要請をするかと思いますが、その節はよろしくお願いいたします。
Goo は強力な遊び仲間がいなくなって、つまらないのか疲れたのか、ごろんごろんしています。

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