2011年7月30日土曜日

福島県在住の小中学生対象
京都市内観光&サマースクール 8月21~23日

京都市教育委員会主催の京都市内観光&サマースクールの案内です。8月3日締切です。夏休みの予定がまだの福島在住の方はお急ぎ下さい。
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                京都市内観光&サマースクールの案内
                                                    主催:京都市教育委員会

   東日本大震災で被災された皆様に、心から、お見舞いを申し上げます。
   京都市教育委員会では、東日本大震災で被災した子どもたちの夏休み中の活動の一助として、京都市内観光(金閣寺や清水寺他)と市立小中学校の子どもたちとの野外活動やバーベーキュー等の交流を行う特別企画を下記の通り企画致しました。ぜひ、ご参加下さい。
 
                                                   
(1)開催日程  
平成23年8月21日(日)〜23日(火)
(2)21日:(午前)京都市へ移動、(午後)京都市内観光
22日:(終日)京北地域への小中学生、地元住民との交流、野外活動
23日:(午前)野外活動、(午後)福島への帰路
(3)宿泊先 京都市右京区京北「ゼミナールハウス」(公営施設)
(4)対 象 福島県在住の小中学生(約30人、先着順)
(5)参加費 無料(交通費,宿泊費、宿泊施設での食費、観光施設拝観料等)
(6)申し込み方法 電話・FAXにて、京都市教育委員会まで直接お申し込み下さい。(締切:8/3)
(7)留意事項 ◯ふくしま〜京都間は、新幹線移動(片道約5時間)になります。
     集合場所,乗車時間等は、参加者確定後,別途ご連絡致します。
◯宿泊先では、男女別で相部屋になります。
◯京北地域での野外活動は、地元ボランティア、学校教員等が支援します。

申込先:京都市教育委員会 総務課 
担当:辰巳、岡本(TEL:075−222−3767/FAX075−256−0483)

2011年7月29日金曜日

8月17日(水) 京都大学附属花山天文台で 関西圏に避難中の被災者親子対象に 天体観測ツアー

私の関係している天文台で、被災者親子向けの天体観測会が、8月17日(水)に開かれます。先着20名ですので、お子さんとごいっしょに関西圏に避難していらっしゃる方で、関心のある方は、お早めにお申し込み下さい。場所は京都市山科区にあります。花山とかいて、”かざん”と読みます。(滝澤) 多数の応募があり、定員に達したそうです(8月6日追記)。
http://www.educ.kyoto-u.ac.jp/event/index.html#tentai2011
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2011.8.17 (水) 天体観測ツアー ~空を見上げて~

東日本大震災復興支援の一環として、関西圏に避難・移住してこられた子育て世帯を対象に、以下の要領で京都大学花山天文台での天体観測ツアーを企画しました。ふるってご参加ください。

   * ツアー内容:

     1) 太陽をみてみよう
      黒点・プロミネンス・虹色の太陽スペクトルの観察/望遠鏡ドーム見学
     2)交流会
      午後5時頃から本館前広場で夕食会をします。
     3)天体をみてみよう
      惑星状星雲/4Dデジタル宇宙ビューアMitaka上映など

     ・図書室もありますから、そこでお話しをすることもできます。
     ・かなり暑くなることが予想されますので、
      飲み物・暑さを避けられる服装などをご準備いただき、熱中症対策をお願い致します。
     ・雨天の場合、ツアー内容は変更となりますが、開催致します。


   * 日時:2011年8月17日(水) 午後2時30分開始、午後8時終了
   * 会場:京都大学大学院理学研究科 花山天文台
   * 対象:東日本大震災に関連して関西圏に避難・移住してこられたお子様及びその保護者の方(小中学生の参加には必ず保護者同伴でお願いします)
   * 参加費:無料
   * 参加定員:20名程度(先着順)
   * 申込方法:件名に「空を見上げて」と記入の上、参加者全員の氏名・年齢(学年)・住所・電話番号・メールアドレスを記入して以下のメールアドレスにお申し込みください。
お申し込みいただいた方には、折り返しご連絡させていただきます。
   * 申込先: cpspace@educ.kyoto-u.ac.jp
   * 申込締切:8月10日(水)午後5時
   * 交通:最寄り駅は京都市営地下鉄東西線蹴上駅です。詳しくは申し込み後のメールにてお知らせ致します。
   * 申込・問い合わせ先: cpspace@educ.kyoto-u.ac.jp
   * 京都大学こころの支援室
   * 主催 京都大学:宇宙総合学研究ユニット 理学研究科附属天文台 医学研究科人間健康科学系専攻 総合博物館 教育学研究科こころの支援室

2011年7月28日木曜日

7月30日(土)・31日(日)福島のお母さん・佐藤幸子さん講演会 尼崎・大阪 

   「原発震災復興・福島会議」として、中手聖一さんらと、福島市内の校庭の放射線量測定を、いち早く始めるなど、福島における運動の中心を担っていらっしゃる佐藤幸子さんの講演会が、今週末に関西で開催されます。私たちも、いろいろとお世話になっています。本来なら京都でも講演会を準備しなくてはいけないところですが、またの機会を探りたいと思います。

   福島現地のようすや、現地の人たちの気持ちを知る、絶好のチャンスですので、ぜひ、多くのみなさんの参加を、私たちからも呼びかけます。
     以下、STOP!浜岡原発ブログから記事を転載します。主催の自然派コープのみなさんは、関西各地での、夏休みキャンプの企画でも活躍されています。

 ●文部科学省との交渉で訴える佐藤幸子さん(5月2日)
http://www.ustream.tv/recorded/14169488

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    佐藤幸子さんは、ユーストリームの動画配信もあり、ご存知の方も多いかと思いますが、文科省が出した「学校生活における年間被ばく量を20mSV 以下に」との通達に対して撤回を要請、交渉で最前線に立っておられています。
    2度目の文科省交渉の際は福島の土を持参されていました。話される言葉ひとつひとつが私の心を打ちました。関西でお話をうかがえるのはとても貴重な機会だと思います。
    是非、この機会を逃すことなく、マスコミがあまり報道しない「福島で今起きていること」をお聴きになり、佐藤幸子さんのお人柄に触れて下さい。
<尼崎会場>
■日時:7月30日(土)13:30~15:30(開場13:15)
■場所:尼崎市立小田公民館・ホール(JR「尼崎」駅より徒歩3分)
■定員:180名
■主催:コープ自然派兵庫
■協賛:福島の子どもたちを放射能から守ろう・関西、コープ自然派ロッカショ連絡会
■参加費:大人1000円・学生(中・高・大)500円
■申し込み:コープ自然派事業連合・組合員サービスセンター(フリーダイヤル 0120-408-300)
<大阪会場>
■日時:7月31日(日)13:30~15:30(開場13:15)
■場所:エルおおさか709号室(京阪・地下鉄谷町線「天満橋」駅から徒歩5分)
■定員:100名
■主催:福島の子どもたちを放射能から守ろう・関西
■協賛:コープ自然派ピュア大阪、コープ自然派京都、コープ自然派奈良、コープ自然派ロッカショ連絡会、「大阪でひとやすみ」プロジェクト
■参加費:大人1000円・学生(中・高・大)500円
■申し込み:福島の子どもたちを放射能から守ろう・関西
FAX.06-6840-1316(高橋)
E-mail gakudo-setsu@star.odn.ne.jp(松永)

2011年7月26日火曜日

フィジー政府 被災地高校生・大学生を各10名 1年間給費留学受け入れ

 フィジー共和国政府は、日本の被災地から、高校生、大学生各10名を留学生として受け入れます。応募締切は7月31日(日)です。
応募要項は下記参照。
フィジー大使館URL
http://www.fijiembassy.jp/jp/index.html
申請書PDF
http://www.fijiembassy.jp/pdf/REGISTRATION.pdf

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フィジー政府による 日本の東北地方における 震災および津波の被災学生への支援
フィジー政府は2011年3月11日に日本の福島、岩手、宮城の各県において震災および津波で被害を受けた日本の方々への人道的支援として、直接的な被害を受けた学生20名を奨学生として受け入れることとしました。奨学生は10名がフィジー国立大学(FNU)で学士課程を1年間、10名が高等学校で1年間学ぶことになります。

奨学生として選考された学生にフィジー政府が支給する費用は下記の通りです:
選考された20名すべての学生について: 日本からフィジーへの往復の渡航費

高校生10名について:
● 学費一年間
●寮費もしくはホームステイ
●食費 - 一日3食
● 文房具および学用品
● 制服
● 教科書
● 小遣い

学士課程の大学生10名についてはFNU で次のいずれかの課程を専攻することとします: 経済学、ホスピタリティ学、人文学、教育学、工学、農学、林学、水産学、公共衛生学、歯科、保健科学、看護学。大学生の奨学金は学費および寮での滞在費を含みます。
申し込み:
東北地方の学生で、奨学支援に応募を希望する方は2011年7月31日(日曜日)までに下記の書類を 在日フィジー共和国大使館 info@fijiembassy.jp
件名 「FIJI ASSISTANCE REGISTRATION」 としてメールでお送りください。

● 氏名、住所、電話番号およびメールアドレス
● 高等学校もしくは大学、どちらの奨学支援を希望するか
● このプロジェクトによってどのようなことを学ぶと思うかを簡潔に明記
● 震災・津波による学業への影響・被害を明記

問い合わせ:
この件についての問合せ先は下記の通りです:
1. クレラ・ラカボサ - 090-9950-7984
2. 青木 祐子 - 03-3587-2038
フィジー共和国大使館
東京都港区麻布台2-3-5
ノアビル14階
電 話: 03-3587-2038

2011年7月24日日曜日

北海道宗谷・中頓別 夏休み 被災地こども支援プラン

   北海道宗谷・中頓別町で、被災地小中学生向けの夏休みプランがあります。
   25日午前 9 時受付締切。先着順。申込受付はメールのみ。
下記URLで、詳細をご覧ください。
北のてっぺん・そうや自然学校で夏休み
http://souyashizen.com/natuyasumisien2.html
ほっかいどうで夏休み
http://inaka-mono.com/atarimae/?page_id=528

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中頓別町・東日本大震災被災地こども支援プロジェクト 
北海道中頓別町は、日本で一番安全で安心な居場所です!


    ゆっくり、のびのびと過ごす夏休み。元気な仲間と楽しいこともいっぱい待ってます。涼しい北の大地、豊かな自然と温かい人の心で子どもたちを癒します。

■募集人員・参加費
 小学生及び中学生(東日本大震災の被災地に限らせていただきます)
 参加費 10,000円(交通費、食費、その他諸経費含む)

■期 間 8月8日(月)~22日(月) 14泊15日(うち船中2泊)

出 発  8日(月) 午後 3時30分  郡山駅(予定)
                            午後 4時45分  福島駅(予定)
                           午後 7時40分  仙台港出発
現地着 9日(火)  午前11時 苫小牧港到着
                           午後 6時 そうや自然学校到着
滞 在 10日(水)~20日(土)
カヌー 川遊び 鍾乳洞探検 登山 砂金掘り 等

帰 り  21日(日) 午前 8時  そうや自然学校出発
                           午後 7時  苫小牧港出発
22日(月) 午前11時  仙台港到着
                           出発時の集合地点まで送迎

■申込先・方 法
   7/23正午より、7/25日午前9時まで『そうや自然学校』中頓町の本申し込みを行います。申し込みは先着順とさせていただきますので、お申し込みの方は以下の要領にてお申し込みください。
申し込み方法は電子メールのみで受け付けます。
・宛先:ukeire_net@inaka-mono.com
・件名:『そうや自然学校』中頓町本申し込み
本文には、メールアドレス、保護者のお名前、参加者のお名前、学年、年齢を必ずご記入ください。上記の要領に沿っていない場合は受け付けできない場合があります。
お申込み後、受け付け完了のメールをお送り致します(当選ということではありません)
よろしくお願いします。
 「北のてっぺん・そうや自然学校で夏休み!」事業に関するお問い合わせは、実行委員会でもお受けいたします。
中頓別町・東日本大震災被災地子ども支援プロジェクト実行委員会
事務局:中頓別町まちづくり推進課(担当:野田、後藤、小林)
TEL 01634-6-1111  FAX 01634-6-1155
E-MAIL kikaku@town.nakatombetsu.lg.jp

2011年7月22日金曜日

カナダ 被災地の15歳から30歳の若者を 無料で語学留学支援

カナダ大使館が日本企業の協賛を得て、被災地の若者150名を無料で留学に招待する、と発表しました。
在日カナダ大使館HP
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/index.aspx?lang=jpn
-東日本大震災 被災地の若者に向けた-
Hope for Youth/Espoir pour la jeunesse
カナダ留学 ホープ・プロジェクト
http://www.canadainternational.gc.ca/japan-japon/highlights-faits/media-20110721.aspx?lang=jpn

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カナダ 被災者に無料留学提供
7月22日 0時30分 NHKニュース WEB版

東日本大震災で被災した若者を支援しようと、カナダ大使館は、被災地の若者150人を対象に無料でカナダでの語学留学を提供すると発表しました。

これは、カナダのジョナサン・フリード駐日大使が、21日、記者会見で明らかにしたものです。「カナダ留学ホープ・プロジェクト」と名付けられた今回の支援は、東日本大震災で家族や住まい、仕事を失ったり、原発事故で避難を余儀なくされたりしている、15歳から30歳までの150人の若者を対象に、カナダの21の語学学校がおよそ1か月にわたって無料で授業やホームステイなどを提供するというものです。航空運賃についても、エアカナダが、プロジェクトに協賛するファッション企業からの寄付で全額を賄うとしています。募集は来年3月まで3回行われ、応募には、被災証明書や義援金の申請書などの提出が必要だということで、カナダ大使館では22日からホームページ上に募集要領を掲載するとしています。フリード駐日大使は、「被災した若者たちにカナダ留学を通じて希望を抱いてもらい、帰国後には復興のホープになってほしい」と話していました。

カナダ大使館は21日、東日本大震災で被災した若者約150人のカナダへの語学留学を支援するプログラムを発表した。写真左からフリード駐日カナダ大使、モデルの土屋巴瑞季さん、サマンサタバサの寺田和正社長
(時事通信)

2011年7月20日水曜日

福島の子どもたちに 福井でも夏休みキャンプ 8月

福井県福井市のNPO法人 自然体験共学センターでは、福島の子どもたちのためのキャンプを計画しています。今月末には、郡山市と福島市で事前説明会も開かれます。
http://kyougaku.com/ukeire/u001.html
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福島の子どもの笑顔と元気応援!
  東日本大震災および福島原発事故の影響で、福島の子どもたちは外での活動は禁止され、室内にいることが強制されています。こうしたなかで、福島の子どもたちに「室内避難」を押し付ける形ではなく、野外で伸び伸びした時間を過ごせるよう、福島県内外の自然体験活動関係者がふくしまキッズ夏季林間学校(進士徹実行委員長)に取組んでいます。 http://fukushima-kids.org/
  定員が既に埋まってしまい待機中の方が沢山おり、まだ参加したいと考えている子ども達も多い状況のなか、進士実行委員長から、全国の自然体験活動団体の仲間に、福島の子ども受け入れの呼びかけがありました。
  それを受けて、当センターでは、辻一憲理事長が629-30日と福島県を訪問し、進士実行委員長と打ち合わせを行いまた。福島の子どもの受け入れの決定を伝え、具体について協議しました。
(受け入れ責任者 長田 信恵)
 ■スケジュール
 2011年8月6日(土)~12日(金)     67
    小学1年~3     20     受付中 キャンセル待ち
②  2011
年8月13日(土)~27日(土)     1415    
小学3年~中学3     20     受付 空いています
集合・解散時刻
福 島 市
コラッセ福島   出発集合時刻  到着解散時刻
(福島駅西口)     9:00頃予定     17:00頃予定
郡 山 市 
ビックパレット福島 10:00頃予定     16:00頃予定

費 用
15,000円(交通負担金のみ)
滞在費・参加費は不要です
参加要件
・当センターが主催する夏キャンプでの受け入れのため同キャンプの趣旨や条件に賛同いただくこと。
・ 往復交通費として15,000円ご負担いただくこと(バスで往復)、滞在費・参加費は不要です。
・ 福島県内で7月下旬に実施する事前説明会に参加できる方
申込用紙
以下のページより、ダウンロードいただけます。
  http://kyougaku.com/boshus/11natu/11tatu-top.html
・ 郵送を希望される方は、当センター夏キャンプ係までご連絡(FAX/mail/電話)ください。

事前説明会
キャンプの内容や開催地について事前説明会を下記日程で実施いたします。
お申し込み用紙に、ご希望の日程を記入いただきますようお願い致します。

郡山にお住まいの方 2011723日(土)18002000
                郡山市 労働福祉会館 

福島にお住まいの方 2011724日(日)10001200 
        MAXふくしま4F アクティブシニアセンター(AOZ)

問い合わせ先
NPO法人自然体験共学センター 11ふくい夏の自然体験キャンプ係
910-2426 福井県福井市中手町73 上味見生涯教育施設内
TEL
 0776932013 / FAX 0776932012 /e-mail mail@kyougaku.com


2011年7月18日月曜日

神奈川県 湘南・葉山で被災者の夏休み

神奈川県葉山町では、震災被災者家族を8月末まで、受け入れるプランを公にしています。
 被災者支援プロジェクト「おいでよ葉山」
http://hayamahs.blog60.fc2.com/blog-entry-24.html

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葉山で被災者の夏休み一時避難企画-滞在先を提供、余暇プログラムも /神奈川
みんなの経済新聞ネットワーク(Yahoo ニュース) 7月7日(木)12時0分配信
葉山町社会福祉協議会が立ち上げた被災者支援プロジェクト「おいでよ葉山」は7月中旬ごろから、夏休み期間に被災者が葉山に滞在する環境を提供する企画「夏休みゆったり親子ステイ in HAYAMA」を実施する。(湘南経済新聞)

震災後の3月末に、被災者の一時避難を行うことをメーンとして立ち上げた同プロジェクト。これまで一時避難のほか、岩手県遠野市へは絵本・本を、釜石市 へは物資支援を実施してきた。その経緯で「子どもの学校の夏休み期間中だけ、放射能から逃れて遠くに避難したい」という問い合わせがあり、これを受けて今 回の企画を立ち上げた。

同企画では、「家を提供するという形で支援する人と、被災地から避難したい人を結び付け、一時避難を支援」する。葉山近郊を問わず、空き家やホームステ イ先を募集。親子での預かりを原則とする。「放射線量が高いとされる福島県福島市や郡山市の方が、学校の夏休み期間だけ福島県を離れて避難したいという問 い合わせが全体の9割。現在までに50件以上の問い合わせがあった」と同事務局のスタッフ。


現在、葉山町では、ホームステイ先や3LDKマンションなどを提供可能。「葉山町戸建てでは福島県郡山市からの被災者家族が、富士山麓別荘には福島県いわき市から2所帯」の滞在が決定している。

滞在期間中、さまざまな余暇プログラムも実施する。海関連プログラムなどを提供しているNPO法人「オーシャンファミリー」や、子ども向け体験企画を実施している逗子の「ABC Kid's」が各種ワークショップを検討中のほか、アートセラピーやエステも予定する。

「日々、福島県等からの問い合わせが多数寄せられているが、まだまだ提供物件が足りないのが現状。空き家、別荘などを所有し提供してくれる方はぜひ連絡してほしい」と同スタッフ。

滞在期間は8月末まで。

2011年7月16日土曜日

関西各地で 福島の子どもたち向け夏休みキャンプ

 ”大阪でひとやすみ”というブログから、関西圏のキャンプ情報を転載します。まだ、残席に余裕があるそうです。
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7月26日(火)~7月28日(木)
●「トレジャーin下瓦屋南」(大阪府泉佐野市)
プール、パン作り、工作、天体観測など
<申し込み>大阪でひとやすみ!事務局(06-6833-5323 ayupertiwi@rice.ocn.ne.jp)
 http://d.hatena.ne.jp/yoko1214/

7月30日(土)~8月11日(木)
●「明石で遊ぼう!たこ焼きキャンプ」(兵庫県明石市)
http://outdoor.geocities.jp/takoyakicamp/
<申し込み>専用電話 080-3778-5227

8月13日(土)~8月15日(月)
●「スイム・キャンプ」(大阪府吹田市)
プール、お話し会、木工、ヨガ、移住してきた方との交流会、移住地見学など
<申し込み>福島の子どもたちを放射能から守ろう・関西
(090-5907-4909  takaha@pearl.ocn.ne.jp 高橋)

8月15日(月)~8月21日(日)
●モモの家のキャンプ(兵庫県・山崎)
川遊び、虫取りなど自然の中でゆっくり過ごします。
http://www.momo-family.org/
<問合せ>モモの家(06-6337-8330  office@momo-family.org)

8月22日(月)~8月27日(土)
●丹波どろんこキャラバン
http://doronkocaravantanba.seesaa.net/
<問合せ>どろんこキャラバン(090-1134-4996 peacetanba@yahoo.co.jp 小田)

2011年7月14日木曜日

台湾観光局が岩手、宮城、福島の被災者のための「台湾希望の旅」を提供

 7月15日締切の情報です。先着順だそうです。
以下、台湾駐大阪弁事処のホームページにあるプレスリリースから一部を抜粋して、転載します。
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今回、台湾の交通部観光局が企画する「台湾希望の旅~東日本大震災支援プログラム~」は、岩手県、宮城県、福島県の東北3県に在住の被災者1,000人(罹災証明書又は被災証明書が必要)を対象に、7月下旬から11月までの間に、14日間の台湾滞在を招待するもので、日本―台湾の往復航空券、台湾現地宿泊施設13泊14日(宿泊地は台湾5市11県から先着順、宿泊施設の指定は不可)、台湾での空港―宿泊施設間の送迎(入国及び出国時のみ)、台北MRT悠遊カード、国立故宮博物院参観券などが無料で提供される。また、希望者は1999年9月21日に発生した台湾中部大地震で被災した南投県を訪れ、現在の復興した施設や街並みを見学する「南投921災区1日見学コース」にも参加できる。申し込みは2011年6月28日~2011年7月15日(先着順にて受付)

「台湾希望の旅~東日本大震災支援プログラム~」の詳細は、以下のウェブサイトをご参照下さい。

台湾観光協会
http://www.go-taiwan.net/

「台湾希望の旅~東日本大震災支援プログラム~」専用サイト
http://100.taiwan.net.tw/frontsite/japan/index.jsp

2011年7月13日水曜日

年間20ミリシーベルトの強制は、憲法14条(法の下に平等)に違反

  3月11日の大震災から、4か月以上が経過しました。被災者の方々とは比べるべくもありませんが、私たちにとっても、たいへんにめまぐるしい月日でした。
 さて、3月11日で忘れてならないことは、この日に内閣官房が、史上初めて、原子力災害対策特別措置法の第15条に基づいて、原子力緊急事態宣言を発したということです。
 ここで、この法律の文章をあげつらうことはしませんが、私が疑問を抱き、かつ、怒りを禁じえないのは、宣言された“緊急事態”が“たなざらし”にされている、という点です。
いやしくも、一国の政府が緊急事態を宣言したからには、及ぶ限り速やかに、その事態の収拾、解消を図るのはもちろんのこと、何にもまして周辺住民の健康が、第一に顧みられ、その安全が確保されなければならなかったはずです。
 しかし、みなさんも重々ご承知のように、日本の政治はえんえんと漂流を続けています。
 私がここで述べたいのは、年間20ミリシーベルトという高い放射線被ばくのレベルを、原子力災害の直接の被害者である福島県民に、いつまでも強制している異常さについてです。
 世の中、一寸先は闇、緊急事態宣言が必要な場面があることは認めるにしても、“緊急”とは、一体どれほどの期間続くのか、“緊急事態”とは、いつ、どのようにして解消されるのか。はたまた、福島県の住民は、その緊急事態から救い出される権利があるはずなのに、それとはアベコベに、緊急事態という異常な状態に4か月も縛り付けられているのではないのか。
 被災地にはいない私たちは、年間1ミリシーベルトの基準が守られているのに、被災地の住民は、いつまでも年間20ミリシーベルトの基準を強制されている。私は法律の専門家ではありませんが、この状態は、憲法14条、法の下に平等という原則が踏みにじられている、と考えています。(エントロピー学会関西セミナーの講演でも、この点には言及しました)(滝澤)
憲法第141
すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

2011年7月12日火曜日

ルーマニアでも  「日本の子どもたちに希望を」  サマープログラム実施へ 8~10月

  ルーマニアでも、「日本の子供達に希望を」というプログラムが 組まれています。(応募締切9月1日)
 ルーマニアは日本人にとって、それほどなじみのない国(体操が強い国というイメージ?)かもしれませんが、これを機会にヨーロッパと友好のかけはしを築くのも、よいことではないでしょうか(ピンチをチャンスに!)
 なお、この情報は、文部科学省の 「東日本大震災 子どもの学び支援ポータルサイト」に掲載されているものです。20ミリシーベルト問題では、文部科学省の責任を徹底的に追及しなければいけませんが、子どもを救い出す情報は共有化することが重要ですので、このページのURLも載せておきます。
日本全国の70件に上るサマーキャンプ情報が集まっています。
http://manabishien.mext.go.jp/summercamp/

 また、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」が、避難情報を整理して広報している、 「ふくしまのこどもを守りたい」避難先情報wiki も必見サイトです。
http://www45.atwiki.jp/childreninfukushima/

 なお、この間の議論で、インターネット情報にふれることができる人と、そうでない人との”情報格差”ということが指摘されています。インターネット情報にアクセスできない(できにくい)人たちのために、印刷可能な情報は、印刷物を掲示したり、配布したりする努力を、被災地近傍のみなさまには、なにとぞよろしくお願いします。(”伝えるボランティア”という言葉があるそうです)

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●主催者 ルーマニア下院 (所在地 ルーマニア,ブカレスト)

●問い合わせ先  電 話: +40-(0)21-316-0300
メール: nicuvasilescu@cdep.ro
【日本国内問い合わせ先(日本語可)】
駐日ルーマニア大使館 アンドレア・ブクナル駐日ルーマニア大使館文化担当官
電 話: 03-3479-0413
メール: cultural@ambrom.jp
●後援・協力者
ルーマニア下院,NGO(CRED Foundation),ルーマニア教育・研究・青年・スポーツ省
●プログラム名
ルーマニア・サマープログラム「日本の子供達に希望を」
●参加対象
【対象地域】( 限定なし )
【学校段階】( 児童(限定なし) )
●定 員
最大100名(20-30名規模でも可。)
●開催期間
8月~10月の2週間。
●行 先
ブカレスト,海(ネプチューン<黒海沿岸>,山(ブラン城<ドラキュラ発祥のモデル>周辺)。秋期は,海の代わりにルーマニア北部のマラムレシュ地方,モルドバ地方訪問を予定。
●内 容
首都ブカレスト,山,海(秋には伝統の残るマラムレシュ地方や世界遺産の修道院のあるモルドバ地方)への訪問をしながら,ルーマニアを満喫できるプログラムで,ルーマニアの子供達との交流,スポーツ・デモンストレーションへの参加も予定しています。
【実施 期間】13泊14日程度
【宿 泊 先】主催者が提供
【移動 手段】主催者がバス送迎等
【プログラム】自然体験活動、実施先・被災地の子どもの交流、スポーツ・デモンストレーション 等
【そ の 他】ルーマニアにおける滞在費は負担します。

●参加者費用負担
渡航費(負担者模索中)
保険加入等
●申込方法
問い合わせ先へ連絡。
●申込受付期間
~9月1日
●受付状況
受付中


 写真はブラン城

2011年7月11日月曜日

セシウム137も 子どもの甲状腺に蓄積

  岩波書店発行の「科学」2011年7月号に、崎山比早子さんが、’放射性セシウム汚染と子どもの被ばく’という記事を寄せています。重要な内容だと思いますので、その一部を抜粋してご紹介します。
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セシウム137の体内分布
   セシウム137が身体のどこに多く蓄積するかを、ベラルーシ・Gomel州で10歳までに死亡した52例の子どもの臓器から調べた結果も報告されている(表)。一般に言われているのとは異なり、子どもの場合、特に甲状腺をはじめとする内分泌腺に高い集積を示している。このように高い放射能から常に照射されていると細胞の障害も少しずつ持続的に起こることが想像され、ホルモンの分泌障害や免疫障害も起きるであろう。高汚染地区の子どもたちに、感染症にかかりやすく病気がち、疲れやすいといった訴えが多いのも、このように多臓器にわたる慢性的被ばくが原因なのかもしれない。

                        表―各種臓器におけるセシウム137の蓄積

   1997年に死亡した子どもと大人の臓器重量あたりのセシウム蓄積量を比較したのが図である。子どものセシウム蓄積量は心筋、甲状腺において大人の約3倍にもなる。他の臓器ではおおよそ2倍だ。



表・図の原出典―Y.I.Bandazbervsky:Swiss Medical Weekly 2003 

 日本語記事の出典は、「科学」 2011年7月号

2011年7月10日日曜日

兵庫県明石市でも 福島の子ども向けキャンプ実施

今月末から、約2週間のキャンプが兵庫県明石市で実施されます。明石焼が有名。日本標準時子午線(東経135度)のある街、瀬戸内海に面し、淡路島が近いところです。
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キャンプ名     明石であそぼう!たこ焼きキャンプ
実施時期      2011年7月30日より8月11日まで 
主な実施場所     兵庫県高等学校野外活動センターあさぎり寮
所在地:兵庫県明石市明石公園1番27号
URL http://www.pure.ne.jp/~asagiri
定員     30名
対象     福島県内の野外活動が制限されている小中学生、乳幼児
およびその保護者
参加費用     子ども、親子とも一人3万円の自己負担(乳幼児無料・兄弟割引あり) 残りの必要な費用は寄付金等でまかないます。
   全壊・半壊を受けている世帯の方および原発事故による警戒区域・計画的避難区域にお住まいだった方および生活保護家庭については無料
受け入れ体制   
●福島からバスをチャーターして子どもたちに明石に来てもらうことを考えています。
●開催地では、明石公園で遊ぶほか、はんごう炊さんなどの体験活動、市内の海水浴場や施設の利用など明石の町全体を利用した楽しいプログラムを考えています。
●ボランティアスタッフを常駐させるほか、子どもたちの食事や生活を側面から援助する「ホスト・ペアレント」を募集、地元商店街や他の市民団体などにも協力をよびかけ、安全で充実した二週間を過ごせるよう配慮します。
   また、傷害保険にも加入し、近隣の医療施設とも連携をはかります。
代表者     小野 洋  (スロースペース・ラミ代表)
   子育て支援や子どもの自然体験などに取り組む「スロースペース・ラミ」代表。
1960年福島県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)卒業後、神奈川県で中学教員を経験。阪神淡路大震災の後、神戸で誕生したフリースクール「ラミ中学校」のスタッフに。「ラミ中学校」および「スロースペース・ラミ」は、神戸市内の青少年の健全育成に寄与したとして、神戸市社会福祉協議会より表彰を受けている。
呼びかけ人     小野 洋   (スロースペース・ラミ代表、元「ラミ中学校」スタッフ)
一海真紀  (明石公園子どもの村であそぼうかい世話人)
出崎尚子  (子午線ファミリー)
橋本豊美  (この指とまれ・明石スタッフ)
水田信子  (明石不登校から考える会世話人)
新納智美  (パソコン教室講師)
賛同者
2011年6月27日現在
    松本 誠  (市民まちづくり研究所)
http://matsumoto2008.com/a/wiki.cgi
村井 雅清 (被災地NGO恊働センター 代表)
http://www.pure.ne.jp/~ngo/
中林 和子 (NPO法人フリースクールふぉーらいふ理事長)
http://www.hi-net.zaq.ne.jp/forlife/
協力団体     NPO法人 寺子屋方丈舎 (会津若松市)
http://www6.ocn.ne.jp/~houjyou/
NPO法人 ビーンズふくしま (福島市)
http://www.k5.dion.ne.jp/~beans-f/
神戸大学学生ボランティア支援室 (神戸市)
http://www.org.kobe-u.ac.jp/svsc/
コープともしびボランティア振興財団(神戸市)
http://www.tomoshibi-found.or.jp/
※兵庫県、明石市、明石市教育委員会に後援申請中
連絡先   

問い合わせ・申し込み専用連絡先
080-3778-5227
E-mail:takocamp@gmail.com

代表 小野 洋
090-9871-1419
E-mail:ramichubunkou@ybb.ne.jp
〒652-0896 神戸市兵庫区須佐野通1-1-7神戸愛隣教会内
スロースペース・ラミ

☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆  ☆

 写真は明石市天文科学館

2011年7月8日金曜日

青森でも、福島の子どもらに夏休み野外体験

このブログの主な投稿者である私の第二の故郷、懐かしい、あずましい青森でも、夏休み期間中、福島の子どもたちを受け入れるプランがありますので、ご紹介します。ああ、青森に帰りたいよ~!
私が参加したいくらいです。(滝澤)
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福島の子どもらに夏休み野外体験の場提供
(デーリー東北 2011/06/29 15:58)
   東京電力福島第1原発事故の影響で、屋外での活動を控えざるを得ない状況にある福島県内の子どもやその家族に、自然の中での遊びを満喫してもらおうと、十和田市などは8月7~22日の16日間、十和田湖畔などで「十和田・奥入瀬サマーキッズキャンパス」を開催する。

  青森県には事故後、福島県などから「子どもたちを青森で遊ばせたい」との問い合わせが、約120件寄せられている。
県の受け入れ照会に対して十和田市が名乗りを上げ、市や十和田湖国立公園協会などが実行委員会を設立、この1カ月ほどで準備を進めてきた。
  期間中は同市内のホテルや民宿などに滞在し、十和田湖でのカヌー体験や自然観察、乗馬、種差少年自然の家(八戸市)でのキャンプなどを体験でき、自由行動も可能だという。
  参加費は、小中学生の場合、15泊16日で3万~3万5千円。
  28日に青森県庁で会見した十和田市の小山田久市長は「夏休みを迎える子どもたちに、自然豊かな十和田ならではの体験をたくさんしてほしい」と呼び掛けた。
  定員は保護者を含め計200人。29日から受け付けを開始する。申し込みはファクスかメールで同実行委=ファクス(70)6002、メールアドレスinfo@towadako.or.jp=へ。問い合わせは同実行委=電話0176(75)2425=まで。

2011年7月7日木曜日

「ビキニ事件と福島被災」シンポ 記事紹介

去る7月3日、私たちの報告会と重なってしまい、聴きに行くことができなかった「ビキニ事件の真実と福島原発被災の今」に関するレポートが、毎日新聞京都版に掲載されましたので、ご紹介します。低線量被ばく、内部被ばくの問題点が指摘されています。

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シンポジウム:内部被ばく考える 国の「過小評価」に異議を 研究者らが意見 /京都
毎日新聞 7月7日京都版

◇矢ケ崎さん「晩発性がん発生の危険」
◇高橋さん「日米政府は被害を軽視」
◇山下さん「海産物汚染、監視強化を」

放射性物質が体内に入る内部被ばくの危険について、米国の水爆実験でマグロ漁船「第五福竜丸」などが被ばくした「ビキニ事件」(1954年)などを検証しながら考えるシンポジウムが3日、京都市南区であった。広島・長崎の原爆以来、日米政府が加害者側に立って内部被ばくを無視し、被害の過小評価が東京電力福島第1原発事故でも続いている問題の重大さを研究者らが指摘した。【太田裕之】

原爆症認定集団訴訟で内部被ばくを証言した琉球大名誉教授の矢ケ崎克馬さん▽原爆と米核実験について機密解除された米側公文書などを基に研究する広島市立大広島平和研究所講師の高橋博子さん▽ビキニ事件被災船員の調査を続ける高知県太平洋核実験被災支援センター事務局長の山下正寿さんらが講演。府内外から260人が参加した。

矢ケ崎さんはガンマ線による外部被ばくと比較しながら、内部被ばくを「アルファ線やベータ線でDNAが高い密度で切断され、間違って再結合する可能性が増大して晩発性がんが発生したり、不安定なDNAが子孫に伝わる」などと危険性を説明。被爆生存者の病気発症率は一般国民の数倍であること、内部被ばくは原爆症認定訴訟の全判決で認められたことを紹介した。

その上で、政府が現在も基本とする国際放射線防護委員会(ICRP)の基準は内部被ばくを無視し、そもそも核利用の功利主義で限度値が設定され健康被害の受任を強いていることを指摘した。

高橋さんも、広島・長崎でもビキニ事件などの核実験でも米日両政府が放射性降下物と内部被ばくを軽視し、被爆者・被ばく者が切り捨てられてきた経緯を説明。学校などの屋外活動の制限基準値が年間被ばく線量20ミリシーベルトに引き上げられたことを「感受性の高い子供たちを被害の過小評価のために犠牲にする、とんでもないこと」、緊急作業時の250ミリシーベルトも「核実験に従事した兵士の基準に近い」と厳しく批判した。

山下さんはビキニ事件被災船員の86年と89年の健康診断では造血機能障害などで計65人全員が健康に障害があったと紹介。福島原発事故で海に流された汚染水はビキニ事件と同様に海水の上層と下層の温度差のため拡散せず広範囲に移動する▽魚の計測では骨・頭・内臓を捨てた切り身だけで行われ、汚染魚が市場に出る可能性があるなどと指摘した。

聴衆からも多数の質疑があり、高橋さんは将来の被害に備えてストロンチウム90が蓄積する乳歯の保管を提案した。山下さんは海産物の汚染の監視を漁協や生協、消費者が強める必要性を指摘すると共に、今後は地下水汚染が海に広がる恐れがあると警告。矢ケ崎さんは「国民が声を上げ、ICRPに従う多くの専門家に対してもものを言う必要がある。もう支配体制に従順に生きるのはやめよう」と呼び掛けた。

被災福島の児童ら沖縄に   夏休みツアーあれこれ

  沖縄県教育委員会では、150人規模で福島県の避難区域の小中高生を受け入れるプログラムを表明しています。また、民間団体による受け入れプランにもまだ空席があるそうです。 以下、お知らせします。

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被災福島の児童ら沖縄に 県教委、夏休みツアー実施
琉球新報 2011年7月5日
県教育委員会は、東日本大震災で被災した福島県の児童生徒に夏休みの一定期間、沖縄で過ごしてもらう滞在プログラムを実施する。4日の県議会6月定例会一般質問で、上里直司氏(民主)の質問に大城浩県教育長が答えた。
対象は、東京電力福島第1原発事故の避難区域の小・中・高校の児童生徒で、屋外での活動が制限されている子どもたちを勇気づけるのが目的。「東日本大震災被災者児童生徒夏休みスタディーツアー」と題し、引率者を含めて150人を上限に、8月上旬に4泊5日程度の日程で受け入れる。
児童生徒は滞在中、海水浴や沖縄観光などを楽しむ予定。費用は県文化観光スポーツ部の被災地支援関連予算を充てる。福島から沖縄までの移動費や沖縄県内での宿泊費、活動費は沖縄県が負担。福島県内での移動費は参加者負担となる。

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『海と空の林間学校』in沖縄 つなぐ光

参加資格:福島県内の小5~小2(兄弟での参加の場合小4から可)
→特に避難所や仮設などの被災地の方を優先いたします

場所:沖縄県恩納村

期間:7月25日(月)~8月22日(月)

費用:一人1万円

募集期間:7月1日~10日 定員20名

問合せ:つなぐ光
tel/fax 098-966-1103
tsunaguhikari@gmail.com

くわしくはこちらを見て下さい
http://mothership2012.ti-da.net/e3464852.html

2011年7月6日水曜日

福島の子どもを守りたい!7月9日 エントロピー学会関西セミナー

   7月3日の合同報告会には、50名を超えるみなさまにお集まり頂きました。有難うございました。この会のようすも、おいおいご紹介しなければ、と考えております。
  ところで、次の土曜日(7月9日)、今度は同志社大学で私たちの活動について、お話をすることになりましたので、お知らせします。大震災・原発事故から、 すでに4か月がたとうとしています。今回は、少し刺激的なお話もしてみようかな、と考えていますので、関心のある方は、ぜひ、お集まりください。

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エントロピー学会・関西セミナー 連続講座
福島の子どもたちを守りたい! - 疎開・避難支援と土壌調査の模索 -
 報告者:滝澤 寛
(京都大学附属天文台博士後期課程<太陽物理学>、
 京都から東日本大地震被災者を支援する会発起人)

報告2 福島からの試料測定報告-その1-
報告者:福本敬夫(大阪大学大学院理学研究科)

報告3 原発に代わる代替エネルギーの可能性
 (メタンハイドレート、LNGコンバインドガスタービン、
 藻類のバイオ燃料)、敦賀原発見学報告(仮)
 報告者:同志社大学和田(喜)ゼミ3回生
【日時】 2011年7月9日(土) 14:00~ 17:00
【会場】 同志社大学 新町キャンパス 「尋真館」 6号
(京都市営地下鉄「今出川」駅より北西へ徒歩8分。
前回の会場のすぐ北隣りの
建物です。(1階))


【参加費】会員・非会員同額/予約不要 一般:500円 学生・大学院生:無料(会
員以外の皆様の参加も歓迎します。)
【主催】エントロピー学会・関西セミナー ホームページ:http://kansemi.jp/
エントロピー学会 ホームページ:http://entropy.ac/
【お問い合わせ先】同志社大学経済学部 和田喜彦 yowada@mail.doshisha.ac.jp
電話Fax:075-251-3582
 

2011年7月5日火曜日

夏休み、秋田で、福島の児童・生徒受け入れ

秋田県が、夏休み期間中の福島県の児童・生徒受け入れプログラムを発表しています。往復送迎バスあり、滞在費・3食付き(約1週間)で無料、ということです。

http://www.pref.fks.ed.jp/sinsai/ukeire/pdf_files/34akitaken.pdf
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秋田県における夏休み期間の
児童・生徒の受入れプログラム
平成2 3 年6 月3 0 日
秋田県
1. 趣旨
秋田県は、福島県の児童・生徒が東日本大震災や福島第一原子力発電所の事故により、屋外での活動が制限されるなど不自由な日常生活を余儀なくされている状況を踏まえ、秋田県内のノビノビした環境の中で夏休み期間を過してもらうための取組みを積極的に推進します。
2. 実施方法
① 秋田県の総合窓口( 被災者受入支援チーム) への申し込み
※申し込みは、児童・生徒が10人以上とその保護者の団体単位にて。
② 滞在期間と施設の決定(秋田県が県内市町村及び施設と調整して決定)
③ 秋田県による送迎( 秋田県が借り上げたバスを利用)
④ その他については、別添「夏休み期間中の秋田県内での受入れについて」を参照
3. 滞在の場所・期間
① 期間: 1週間程度
② 場所: 秋田県内の民間宿泊施設
4. 滞在期間中のサポート
秋田県、秋田県内の市町村、民間団体が連携し、地域住民との交流事業等を開催して、この滞在が児童・生徒の貴重な体験となるよう十分に配慮します。
5. 滞在期間中の費用
① 滞在中の宿泊費( 1 泊3 食) は無償です。
② 送迎にかかる費用は無償です。
③ 滞在中の交流活動等にかかる経費については、実費程度を負担していただくことがあります。
( 別添 )
夏休み期間中の秋田県内での受入れについて
1. 対象は、児童・生徒が1 0 名以上とその保護者で構成する団体とし、代表者名で申し込みください。
2. 児童・生徒は、小中学生とします。ただし、高校生や幼児は、小中学生のの兄弟姉妹と一緒であれば、児童・生徒として扱います。
3. 児童・生徒には保護者( または成人であるその代理者) が同行することとし、原則として1 名の保護者が引率する児童・生徒数は4 人以下とします。
また、小学4 年生以下の場合は、必ず保護者( 代理人不可) が同行してください。
4. 原則として、一つのグループの生徒・児童は同一日程とし、途中での参加や帰宅は認められません。
5. 滞在先についてはできる限り希望を尊重しますが、施設の収容人員等により、希望とは異なることもあります。
6. 滞在中の事故等については、秋田県及び受入れ市町村ではその責任を負いませんので、参加者は旅行保険などに加入してください。
また、交流活動等への参加もあくまでも任意ですので、保護者の責任で参加させてください。
7. 具体的な手続きや申し込みの相談は、次のところにお願いします。
( 相談・問い合わせ先)
〒0 1 0 - 8 7 5 0
秋田市山王四丁目1 - 1
秋田県被災者受入支援チーム
TEL 018-860-4504/4505
FAX 018-860-4520
( 時間)
平日の午前9 時から午後5 時まで

2011年7月4日月曜日

ガールスカウト日本連盟、被災3県児童向け「いきるちから」キャンプ実施

ガールスカウト日本連盟が、被災3県児童向けキャンプを宮城県栗原市で実施するそうです。残数不明ですが、お知らせします。
http://www.girlscout.or.jp/news/H23/91_ikiruchikara-chirashi.pdf

なお、このブログ投稿の後、宮城県在住の方から、キャンプ予定地は、宮城県内でも比較的汚染レベルの高いところである、とのご指摘を受けました。宮城県栗原市のホームページで公開されているキャンプ予定地近隣の中学校では、この6月に調べたデータで、地表の放射線レベルが0.2~0.3マイクロシーベルト毎時となっています。キャンプを選択する際の検討材料として、合わせてお知らせいたします。
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社団法人 ガールスカウト日本連盟
共催:社団法人 ガールスカウト日本連盟 岩手県支部・宮城県支部・福島県支部
実施場所:国立花山青少年自然の家(宮城県栗原市)
〒987‑2593 宮城県栗原市花山字本沢沼山61‑1
期日:8 月14 日(日)~ 16 日(火) 【2 泊3 日】
募集人数:100 名程度   ※申込み多数の場合は抽選となります。
対象: ①岩手県、宮城県、福島県の被災地の児童(男・女、小学校3 年生~ 6 年生)
②同県支部のガールスカウト(ジュニア・シニア・レンジャー)
※ジュニア:小学4 年~ 6 年・シニア:中学生年代・レンジャー:高校生年代
費用: 参加費無料
岩手県、宮城県、福島県より会場まで貸切バスで輸送の予定
(集合場所までは自己負担)
ガールスカウト日本連盟に寄せられた支援金および特定非営利活動法人ジャパン・
プラットフォーム「共に生きる」ファンド(応募中)により運営します
持ち物:着替え・洗面用具 (詳細は後日お知らせします。)
※キャンプ用品などは主催者で準備します。
スタッフ:50 名程度
野外活動のノウハウを豊富に持っている、ガールスカウトなどの青少年団体
の指導者が、子ども4 ~ 5 人に対して1人つきます。また、医師と看護師、
こどもたちの心のサポート(心理面のサポート)ができるように、心理士な
どが連携しキャンプを進めていきます。
申込方法:必要事項を申込用紙にご記入のうえ、FAX またはメールにてお申込ください。
FAX またはメールによるお申込が困難な場合は、事務局までご相談ください。
申込締切:7 月19 日( 火)午前9 時まで
後援: 文部科学省( 予定)
岩手県教育委員会(予定)・宮城県教育委員会・福島県教育委員会(予定)
子どもの心と身体の成長支援ネットワーク・国立花山青少年自然の家
参加説明会:参加者の保護者を対象に岩手県、福島県、宮城県の各県で説明会を予定
(日程:会場は後日ホームページ等でお知らせいたします。)
プログラム内容:・野外プログラム(ハイキング・野外料理など)
・キャンプファイアー・星空観察  など
※宿泊は舎営です(テント泊ではありません)
お問合せ先:社団法人ガールスカウト日本連盟
「いきるちから」キャンプ担当:佐々木
受付時間:月曜日~金曜日 9 時~ 17 時
TEL:フリーダイヤル 0120‑027037(わになれみんな)
TEL:03‑3460‑0701 FAX:03‑3460‑8383
E‑mail:minnanochikara@girlscout.or.jp