2012年1月31日火曜日

2月8日(水) 「~市民として、地域から~原発災害を考える」国際セミナー/京都・国際交流会館
International Views on Nuclear Power Station Disaster as Presented by Citizens & Community

支援する会の重鎮、柏村直樹さん(三重大学農学部名誉教授)の発案で、日英両語で、国際交流会館の一室を借りて、セミナーを開くことになりました。
 国際の名にし負うものになるかは、フタを開けてみなければわかりませんが、「岡目八目」、”外国人から見た原発震災”という切り口も新鮮かもしれません。平日の午後という、人が集まりにくい時間帯ではありますが、英語の勉強がてら、のぞきに来ていただければ幸いです。最後のディナーパーティーは、ご予算が少々お高いので、希望者のみです。
On Feb. 8, we will hold the 1st International Community Seminar entitled "International Views on Nuclear Power Station Disaster as Presented by Citizens & Community" as follows.
We are expecting those who live near the Kyoto International Community House to attend.
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A "Kyoto Volunteer Group for the Rehabilitation of
 the Eastern Japan Earthquake" presents
第1回国際交流セミナー
The 1st International Community Seminar
「~市民として、地域から~原発災害を国際的な視野で考える」
International Views 
on Nuclear Power Station Disaster
as Presented by Citizens & Community
日時:2012年2月8日(水)
The 8th(Wed)of February 2012
会場:京都国際交流会館1階第1会議室
Kyoto International Community House
〒506-8536 京都市左京区粟田口鳥居町2-1 Tel 075-752-3010
access : http://www.kcif.or.jp/jp/access/

主催:京都から東日本大地震被災者を支援する会(KVRJE)
Presented by
kyoto.sien(at)gmail.com http://kyoto-sien.blogspot.com/
本セミナー担当係:柏村直樹 Dr. Naoki Kashimura
連絡先 075-441-0490 090-69832957 kasikyoto(at)gmail.com
(at を@に替えてメールしてください)
プログラム Program 
(英語and日本語、日英要旨&資料-実費-を用意する予定です)
Talks will be given in English、Russian、Chinese or Japanese
An appropriate volume-English&Japanese-Summaries&Materials Booklet will be available
開会の辞 滝澤寛(1:30-1:35)
Opening Remark by K.Takizawa (KVRJE)  
1. 「これまでのインターネット映像における外国の報道と意見」(1:35-2:15)
Retrospect of What have been reported in Internet&TV
司会&通訳 柏村直樹&宮腰吉郎(KVRJE)
Preciding and Interpreting by N.Kashimura & Y.Miyagoshi
放射能拡散シュミレーション動画
アメリカ(英語と日本語字幕:友達作戦、二本松のアメリカ人 エドさん)
ドイツ(ドイツ語、日本語字幕、テレビ報道 福島) グリーンピース(英語、インタビュー 福島の現状)
日本(小出裕章氏インタビュー、テレビ報道)
2. メッセージ紹介と参加者のショートトーク「私の意見と行動」(2:15-2:30)
Introduction of Messages on Abstracts and Short Talks given by Audiences
3. 映像とメッセージとショートトークに関する
参加者の討論と質疑応答(2:30-2:45)
Debates and Questions by Audiences on Movies、Messages、and Short Talks
司会 柏村直樹 & 宮腰吉郎 N.Kashimura & Y.Miyagoshi Preciding

休憩(2:45-3:00) & Exhibition(Conference Materials)

4. 「2.3福島復興国際セミナー」見聞報告 柏村直樹(KVRJE)(3:00-3:20)
A report on An International Seminar on Fukushima  Rehabilitation (2012.2.4,Fukushima) N.Kashimura (KVRJE)
5. 「チェルノビィリ事故と私の意見」(映像参加)(3:20-3:40)
G・ドンチャバ(ホスティジ基金、ウクライナ)
  The Chernobyl Accident and comments by G.Donchava(Ukuraine)
6. 在米日本人梶野純子さんが作った動画「菅野さんと二本松の稲作」(3:40-3:55)
A Movie made by Junko Kajino in America on Mr. S.Sugeno and Nihonmatsu
映像恵与:中野英之(京都教育大学准教授)
Kindly Gifted by Hideyuki Nakano(Assoc Professor、 Kyoto Educ University)
7. ウクライナ訪問報告 宮腰吉郎(3:55-4:45)
A Recent Report on Ukuraine Y.Miyagoshi 
閉会の辞 A Closing Remark 柏村直樹 N.Kashimura
A Mini-French Dinner Party at The 2nd Floor Restrant of KICH(5:30-7:00)

初天神 算額 冬至梅(盆栽)/京都・北野天満宮


 去る1月25日、学問の神様、菅原道真が祀られている北野天満宮にお参りしました。
 一応、学問の道にあって、今年こそは成果を上げなくては、と心に決めているので、初詣に最もふさわしい場所を選んだわけです。願い事は、もちろん、学業成就と被災者・被災地の心安らかなることを措いてほかにはありません(賽銭は50円ですが…)。
 「初天神」と言えば、生意気な子どもが連れの父親を困らせるといった内容の、お正月によく演じられる落語の演目を思い出します。
 案外知られていないことですが、この北野天満宮には、江戸時代のものと思われる「算額」が掲げられています(写真参照)。
 この算額には、円や多角形を複雑に組み合わせた図形に朱の彩色が施されていて、おそらくその部分の面積を求める解法と答えが、図の下に記されているものと思われます。ただし、残念ながら、図の下の文字は、ほとんどかすれて判読できません。
 江戸期には、「算」と呼ばれた、(明治期以降は西洋数学の「洋算」に対して「和算」という)日本独自の数学がありました。最近は中学校の数学の教科書にも業績が紹介されている和算家・関考和は、西洋数学とは全く独立に、微分・積分や線形代数学の考え方に辿りついていたことで、つとに有名です。その弟子の建部賢弘は、正多角形近似による手法で、円周率を小数第41位まで正確に求めたとされています(関は第16位まで)。
 こうした「和算」は、必ずしも武士階級の占有物ではなく、文化文政など江戸文化が華開いた時期には、商人や農民の間にも、算=数学のブームがあったのです。その一つの象徴が「算額」です。複雑な形をした図形の面積や周囲の長さなどをスマートに求める方法を競い合って、その成果を額に仕立て、神社などに奉納したのです。日本人は昔から、頭を使うパズルやゲーム(しかもかなり高度な)が好きだったんですね。
 
 かざ花が散らつく寒い日でしたが、初天神は、大変なにぎわいで、露店も沢山出ていました。ここでは、400円の焼きトウモロコシと、冬至梅の盆栽を(100円まけてもらって、700円で)購入しました。冬至梅がみごと花開いたら、またこのブログでご紹介します。
冬至梅暖炉の側でふくらみぬ/青邨
 それから、いらない情報ですが、一月中旬に携帯電話を紛失してしまいました。北野天神のおみくじは、第六番吉と出て、いわく、失せもの、やがて出る、とありました。果たしてその通りになりました。みなさんと共に、今年を吉なる年にしたいと思います。(滝澤)

2012年1月26日木曜日

福島市大波地区からの贈り物


 先日、林くんを通じて(シャロームさん経由で)、福島市大波上組集落営農倶楽部(代表栗原さん)から、大波城址の畑で獲れたひまわりの油で作った、トマトドレッシングを受け取りました。このブログの熱心な読者の方は、ご存じの通り、私たちの会は、昨年の4月19日に大波地区のひまわり畑を訪ね、土壌サンプルを採集するなどして、その後も大波地区のみなさんと交流してまいりました。
 土壌サンプルをはじめ、農作物の放射線レベルの調査は、林剛平くんが、京都から鉄道で2時間あまりかかる、大阪・熊取にある京都大学原子炉実験所にあしげく通い、今も継続しています。この科学的なサンプル調査プロジェクトも、私たちの会の重要な柱のひとつになっていますが、そのほとんどが、林くんの地味で、地道な努力によって成されています。そうした事情から、大波からの贈り物は、林くんが受け取るべきものだとは思いますが、ひとりで、ドレッシングを何本も使うわけにもいかないでしょうから、会のなかまで、分けることになりました。(いわずもがなですが、このドレッシングに使われているひまわりの油は、震災前に収穫されたものだそうです)
 私も早速いただいたドレッシングを鶏肉の竜田揚げとレタスのサラダにかけて頂戴しました。トマトやタマネギのエキスがほどよくブレンドされて、適度な酸味と辛味があってサラダにぴったりでした。大波のみなさん、ありがとうございました!(滝澤)
●大波関連過去ブログ
ふくしま会議(11月11~13日)参加報告
http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/11/blog-post_18.html
6月25日(土)ピースムービーメントでお話します
http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/06/625.html
5月末、ふたたび、福島を訪れました
http://kyoto-sien.blogspot.com/2011/06/5.html

以下に、頂戴したお手紙の文面をご紹介します。
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 昨年度は放射能測定その他において、多大なお世話になりまして大変感謝いたしております。
 大波上組集落営農倶楽部代表の栗原氏も感謝を述べられ、ひまわりドレッシングを送ってほしいと依頼されましたので、送らせていただきます。
 今後とも大波の方々並びにNPO法人シャロームを宜しくお願い致します。
 NPO法人シャローム UDセンター
(引用者注:UDとは、ユニバーサルデザインのことです)

2012年1月25日水曜日

仮設住宅の空室を支援者に開放へ/支援者向情報

一昨日(23日)、NHKニュースで伝えられた内容を、以下に転載します。被災地支援活動で、移動旅費と並ぶ、悩みのタネは宿泊にかかる経費ですから、支援活動をしている人たちにとっては朗報です。
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空き仮設住宅 支援者の滞在場所に
NHKニュース 1月23日 21時55分
 厚生労働省は、東日本大震災の被災地の仮設住宅のうち、入居者がいない空き部屋について、被災地の支援に訪れる全国の自治体の職員やボランティアの一時的な滞在場所として利用できるようにする方針を決めました。

 厚生労働省によりますと、宮城、岩手、福島などの東日本大震災の被災地には、合わせて5万2000戸余りの仮設住宅が建設されましたが、県外に避難した人や、民間の賃貸住宅に入居した人も多かったことなどから、およそ4000戸が空き部屋となっています。仮設住宅は、原則として、被災者しか利用できませんが、被災した自治体から「支援に訪れる人たちが空き部屋を利用できるようにしてほしい」という要望が寄せられていました。これを受けて厚生労働省は、入居希望者が現れるまでの間、ほかの自治体から支援に訪れる職員やボランティアの人たちが、空き部屋に宿泊できるようにする方針を決め、23日、仮設住宅がある7つの県に通知しました。この方針について、牧厚生労働副大臣は総理大臣官邸を訪れ、野田総理大臣に報告しました。

2012年1月17日火曜日

福島の小中学生向け春休みプラン/沖縄


 残念ながら、私たちのグループや周囲で、京都の春休みプランはありませんが、沖縄でかなり大規模な受け入れプランがございます。沖縄県ユースホステル協会が中心になっている計画のようです。
 人さまの善意に基づく計画にケチをつけるわけではありませんが、こうした計画は、”福島県内の”という前提がつくことが多いようです。放射能汚染の影響は、実際には、福島県だけにとどまらず、宮城県南部や栃木県や群馬県の北部などにも及んでおり、私たちは、こうした地域の子どもたちのことも、常に意識することが必要です。福島県以外の地域では、放射能汚染のことが語りづらい雰囲気があるとも聞いていますが、当事者が声を上げることもまた、重要なポイントだと思います。 
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◆2012春休み青少年支援プロジェクト
【沖縄県・Hilfe fuer Japan共催事業】

2012春休み青少年支援プロジェクト説明会 福島市
平成24年1月24日(火) 17時~19時
場所 A.O.Z アオウゼ(アクティブシニアセンター)
    福島市曾根田町1-18 MAXふくしま4階


※事業概要※
期 間 平成24年3月24日(土)~4月5日(木)12泊13日間

定 員 100名

参加対象  福島県内の小・中学校の男女で全日程参加できる方、

費用負担  宿泊食事、移動交通費 無料 
     (集合場所までは実費負担)

参加条件  期間中の国内旅行傷害保険への加入(個人負担)
       期間中の面会の禁止
     (ホームシック、他の子供への影響を考慮)

受入先   沖縄国際ユースホステル(沖縄県那覇市奥武山51)


※夏の事業開催も決定※ 7月23日(月)~8月21日(火)予定

事業担当者 沖縄県ユースホステル協会  福島誠司
      沖縄県那覇市奥武山51 沖縄国際ユースホステル内
        TEL 098-857-3152   FAX 098-859-3152

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沖縄国際ユースホステル
◆奥武山公園隣り。ゆいレール壺川駅より徒歩5分◆
TEL:098-857-0073 FAX:098-859-3567
okinawa@jyh.gr.jp
http://www.jyh.gr.jp/okinawa/

2012年1月16日月曜日

1月21日(土) 農の安全・倫理シンポジウム/京都大学 ~農産物の放射能汚染を考える~


 次の土曜日、京都大学農学部で、次のようなシンポジウムが開催されます。食品や農産物の放射能汚染に関心をお持ちのみなさんは、お出かけになってみてはいかがでしょうか。最近、耳にするようになった「リスクコミュニケーション」という点についても、考えるきっかけになると思います。
 一般に、人は、最初に抱いた仮説を維持しようとする認知バイアス(「仮説確証バイアス」)があるといわれており、最初に信じた見解から、容易に抜け出せない傾向があります。これは、専門家・非専門家を問わず、誰しもがもっている心理学的な傾向です。
 このシンポジウムで語られることの内容の適否は、私にもわかりませんが、さまざまな立場の人の多様な意見に触れることで、現在進行中の放射能汚染の実像を、立体的に把握する努力を惜しまないことが大切だと、信ずるところです。(滝澤)
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news4/2011/110121_1.htm


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第9回 食と農の安全・倫理シンポジウム「顔の見える関係のなかの放射性物質汚染-農産物産消提携の対応から-」
 
 2011年3月11日に発生した東日本大震災によって引き起こされた東京電力福島第一原発事故は、放射性物質を広範囲にわたって拡散させ、大きな社会的影響を与えています。農産物の安全性やその生育・栽培環境の汚染も、生産者と消費者に深刻な問題を投げかけています。

 科学的見地からみた汚染への対応は、農地や資材の除染とともに、農産物を検査し、基準値を下回っているかどうかを確認して出荷することであり、いかに適切に検査対象を定めるかが重要になります。しかし、その検査システムが一般の消費者にとって「見えにくい」場合は、放射能の未知性と相まって、不安がふくらみます。安全性についての情報は「見えやすさ」に支えられねばなりません。

 本シンポジウムでは、「見えやすさ」を確保するひとつの形態として、生産者と消費者が提携して顔の見える関係を築いてきた事例を取り上げ、農産物のやりとりを中心にして、人の関係にまで広がった農産物取引が、放射性物質汚染によってどのような影響を受け、それにどのように対応したのかについて検討します。さらに、人でつながる農産物取引の可能性について議論し、ポスト原発事故社会における農産物生産・消費のあり方について考えたいと思います。

 お誘い合わせの上、多数の皆さまのご参加をお待ちしています。
日時

2012年1月21日(土曜日) 13時30分~16時30分
会場

京都大学農学部総合館 西側1階 W100教室
(所在地:京都市左京区北白川追分町 京都大学北部構内)
(http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/access/campus/map6r_n.htm)
プログラム
1. シンポジウム解題 

京都大学大学院農学研究科准教授 秋津元輝
2. 講演
第1報告 東電福島第一原発事故後の農業-それでも種を播いた福島の生産者たち 茨城大学農学部教授 中島紀一
第2報告 生活クラブ生協の放射性物質汚染への対応-組合員の安全性と生産者との提携関係 生活クラブ連合会企画部自主管理推進・環境課長 山本義美
第3報告 提携消費者の立場から-放射性物質をめぐる消費者グループの取り組み 安全な食べ物をつくって食べる会 事務局 柳井三来子
3. ディスカッション

参加費 無料

事前申し込み 不要

問い合わせ

京都大学大学院農学研究科 生物資源経済学専攻
FAX: 075-753-6191

* 農学原論分野 秋津元輝
TEL: 075-753-6181
E-mail: akitsu*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
* 農業組織経営学分野 辻村英之
TEL: 075-753-6188
E-mail: tsunji*kais.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)

その他

※「食と農の安全・倫理論」は、本学卒業生・故永井幸喜氏、エスケー食品株式会社、ヤマサ蒲鉾株式会社、ヒガシマル醤油株式会社、株式会社モリタ屋、鹿児島県経済農業協同組合連合会、株式会社ロック・フィールド、株式会社明石菊水からのご寄附によって設立されています。

※本シンポジウムは、科学研究費補助金(基盤S)「食品リスク認知とリスクコミュニケーション、食農倫理とプロフェッションの確立」の共催です。

2012年1月11日水曜日

お米を食べて被災地支援/宮城
ギフトライスプロジェクト

お金に頼らない生き方を探る「エンデの会」(しゃべり場通信)の活動で知り合った岩崎信彦さんから、ミニコミ交流紙「農の心 暮らしのきずな」第3号を頂きました。
 被災地支援にもつながる内容ですので、岩崎さんからのメールの文面と、記事の一部をご紹介します。

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 以下の記事にありますように、佐々木さんは宮城県内陸部の農家や農業法人の協力のもとに「ギフトライスプロジェクト」を始動しています。「(株)ag-people(アグ・ピーポー)」は氏が昨秋立ち上げたちっちゃな会社です。
 氏は、沿岸部被災農家-内陸部の(被害が比較的軽微の)農業法人・自然栽培農家(-民間企業)-国・宮城県の復興施策・農業政策、の3者(ないし4者)をネットワーク化して被災地宮城県(主に北部)の農業を復興させようと努めています。
 この「ギフトライスプロジェクト」がうまくいけばその活動や彼の生活が前に進みます。
 また、皆さんにとってもササニシキとひとめぼれ(コシヒカリ系)の食べ比べが手軽にできるのは楽しいことです。
 値段も初年度は赤字覚悟でリーズナブルに設定されています。
 みなさん、お試しで1セット購入してくださいませんか。
 次のようなセットがあります。
 私のメールまで、ご氏名、送り先(電話番号も)、セットの名称、数量をお知らせくだされば、早速手配いたします。
 よろしくお願いします。n-iwasaki(at)orchid.plala.or.jp (atをアットマークに替えて下さい)

○いずれも、5合×3種セット、真空パック、化粧箱入り。

・特別栽培米セット(ひとめぼれ×1、ササニシキ×2種)

・ササニシキセット(登米産ササ、自然栽培ササ、大崎産ササ)
・ひとめぼれセット(大崎産ひとめ×2、登米産ひとめ)
 は、税込・送料込で3000円

・自然栽培米セット(ササシグレ・ササニシキ・ひとめぼれ)
 税込・送料込で3500円(ただし数量限定)
(なお、放射能は、生産地(宮城県)、生産米(生産者)ならびに当該販売米各種((株)ag people)において検査を行い、いずれも不検出でした)

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(株)ag-people(アグ・ピーポー)
「ギフトライスプロジェクト」始動!


2011年秋に(株)ag-people(アグ・ピーポー)という小さな会社を立ち上げ、「ギフトライスプロジェクト」をスタートさせました。
取り扱う宮城米の放射能試験を実施し、11月末に7種類全部の結果が出て、すべて不検出でした。安心して提供できる環境が整いました。
お米の倉庫保管も全量、登米ライスさんの低温倉庫に収まり、食味鑑定士の鹿野さんと一緒に試食試験を行い12月中旬に7種類完了しました。食べ比べるとさらに個性がわかりました。
構想&準備1年半、震災での中断3か月を乗り越え、やっと12月末にプレリリースしました。
プロジェクトコンセプトは 「enjoy eat!」「食事を楽しもう!」です。
土作り&米作りのプロが丹精込めて作った高品質の宮城米。全国の皆さんに味わっていただくため、容量・パッケージ・真空袋・ラベルの細部に至るまで工夫し、商品化に辿り着きました。
お米5合(750g)が真空パックされています。
【特別栽培米セット】  【自然栽培米セット】
プロジェクト関係者・親戚・知人・被災者・得意先等への提供後、本格的にパンフ制作やWeb制作に取り掛かり、本格リリース致します。
 また、仙台の金物屋さんと「蓋がガラスの土鍋」とのコラボを検討しています。デモ土鍋を借りて炊いてみましたが、お米が立っていてそれでも固すぎず柔らかすぎず、お米本来の旨味をたった25分間で引き出してくれます。
ガスの強火で10分、火を止め15分後に炊き上がりです。蒸らしの15分でお米がご飯に変わる場面を見る事ができとっても面白いです。
HARIOガラスの「ご飯釜」という商品です。

2012年1月9日月曜日

福島の中高生が蹴まりを楽しむ/京都・立命館大学

私たちの「京都で冬休み」プランは、無事終わりましたが、お正月の京都では、以下にご紹介するような企画もあったんですね。少数の限られた子どもたちやご家族をケアすることへの疑問や批判もないわけではありませんが、さまざまなグループが、全国各地で多彩な受け入れ活動を、各自の力量に見合った形で展開することには、重要な意義がある、と思っています。そうした小さな取り組みが積もり積もって、多くの人たちをサポートすることになるのだと思います。
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福島の中高生が蹴まりを楽しむ
NHKニュース・京都 01月09日 11時46分
 福島県から訪れた中学生や高校生が、蹴まりの神様をまつる京都の神社で蹴まりを楽しみました。
京都の立命館大学の学生たちは、震災と原発事故について考える授業の一環として福島県の中学生と高校生などあわせて10人を3泊4日の日程で京都市に招き、世界遺産に登録されている各地の寺などを回っています。
一行はきょう蹴まりの神様をまつる京都市上京区の白峯神宮を訪れ、サッカーJ2の京都サンガのユースチームの選手や蹴まりの保存会の人たちと神社の境内に設けられた「鞠庭」で蹴まりを楽しみました。
初めのうちはなかなかうまく蹴り続けられませんでしたが5回ほど「まり」を蹴りつなぐと、生徒たちから歓声があがっていました。福島県郡山市の高校2年生の男子生徒は、「自分が落とさないようにどきどきしながら夢中で続けた。歴史のある京都で蹴まりを楽しむことができてとてもいい思い出になった」と話していました。

2012年1月8日日曜日

速報! 『京都で冬休み』 無事終えました

みなさま、このたびの『京都で冬休み』のプランには、物心両面にわたる、多くの温かいご支援・ご協力を賜り、本当に有難うございました。5日の16時に京都・JR二条駅に、福島、宮城から6組、14名の母子をお迎えして始まったプランは、大きなトラブルもなく、無事終了することができました。今頃、参加されたみなさんは、新幹線等の車中の人だと思います。
 最初は、緊張の面持ちで、ぎこちなかったお母さんや、子どもたちでしたが、歓迎の夕食会の頃から、子どもたちが打ち解けて、徐々になごやな空気に包まれて行きました。6日の午後には、菅野さんを交えて、お母さん方と交流会を持ちました。なかなか、周囲の人に話すことのできなかった胸の内を、それぞれのお母さんたちから話して頂き、お互いの事情を詳しくやりとりすることで、内容の濃い、充実した交流会になりました。お母さんたちも、すっかり仲良くなり、お互いの連絡先を交換されていました。
 府立ゼミナールハウスのスタッフの粋な計らいで、6日の午前中には、餅つきをして頂き、みんなで、お腹いっぱい搗きたてのお餅を頂戴しました。
 7日の午後には、たまたま、京北地区の成人式がゼミナールハウスで開かれていた関係で、やはり成人式向けのサプライズ企画の太鼓披露にも、飛び入りで演奏を聴くことができました。さらには、成人式の実行委員長の呼びかけで、福島のお母さんが、ひとことメッセージを求められるハプニングもありました(京北の青年男女は、しっかりしていて、本当にすがすがしい若者たちでした)。
 子どもたちは、雪合戦や雪だるま作り、凧揚げで外でしっかり遊んだのに加え、カルタ遊びやブロックや積木遊びなど、京都や滋賀のお母さんなどからお借りしたたくさんのおもちゃや絵本で、心ゆくまで、楽しんでくれたと思います。
 天候や気温など、なかなかコンディションが整わず、うまくいかなかったポリ袋熱気球でしたが、7日の夕食後に、みんなの協力で、たかだか3~4メートルではありましたが、これまた、無事、上げることに成功して、胸をなでおろしているところです。
 とにかく、事故がなかったことで、ほっとしているのが今の正直な気持ちです。府立ゼミナールハウスのスタッフのみなさんを始め、このプランにご協力くださったすべてのみなさまに、感謝の思いを捧げるとともに、とりあえずのご報告といたします。(滝澤)
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避難の親子、新年楽しむ 京北で交流 
(京都新聞 2012年1月7日記事)
東日本大震災で被災した福島県や宮城県の親子17人がいま、京都市右京区京北を訪れ、交流している。京都市内のボランティア団体「京都から東日本大地震被災者を支援する会」が企画した催し。6日は、もちつきや雪遊びを楽しみ、新年の穏やかなひとときを過ごした。
 訪れているのは、福島原発事故の影響を受けている福島、いわき両市などの子どもと母親。同会代表世話人の滝澤寛さんは「子どもたちを(被ばくの心配な く)屋外でいっぱい遊ばせてあげたいし、お母さんにもリラックスできる時間を」といい、5日から府立ゼミナールハウスに3連泊している。
 伏見区で娘2人と避難生活をしている菅野千景さんも合流。夫は福島市の自宅に残って仕事をしている菅野さんは「京都では(放射能を心配せず)子どもが雨 にぬれたり、何にでも触れたり、当たり前のことができます。みなさん、親切ですが、一方で帰りたい気持ちにフタをしているかも」と話し、訪れたお母さんた ちもうなずいていた。

京北を訪れ、交流する福島、宮城の被災地の親子ら(京都市右京区京北下中町・府立ゼミナールハウス)

2012年1月2日月曜日

新春の京都の虹に思う

 みなさま、明けまして おめでとうございます。
 今年も、「京都から東日本大地震被災者を支援する会」をよろしくお願いします(ムダに名前が長い上に、京都出身ではない人、京都在住ではない人が多く、すこぶる評判が悪い名前で、御免なさい。ゴリエではありませんが、ペコリ!。自分たちでも面倒くさくなって、「じゅげむの会」と呼んだりしています。ときどき、「大震災を支援する会」と間違って呼ばれますが、まさか、震災を応援はしていません。そこまで悪人の集まりではありませんので、念のため)

今日、喫茶店にでも行こうと思って、自転車で丸太町橋を渡ろうとしたとき、180度の素晴らしい虹が出ました。こうしたみごとな虹を見ると、不信心な私でも、春から縁起がよいわい、と思ったりします。そして、こうした虹を見て思い出すのは、やはり、ジュディ・ガーランドの“オーバー・ザ・レインボウ”と、サイモン&ガーファンクルの“明日に架ける橋”です。しかし、明日に架ける橋の原題は、ご存じの方も多いように、“Bridge Over Troubled Water”ですから、心穏やかではありません。Like a bridge over troubled water I will lay me down♪ 大地震の直後、大津波のなか、友人や家族や生徒を助けようとして、わが身を犠牲にした名もなき多くの人々のことが、胸をよぎらざるをえません。虹を見て、涙するのも初めてです。           (滝澤)